新聞が足りなかった。

午後のポスティング、最後の家が近づいたころ、2人がバッグに手を突っ込んで「空っぽ〜」と声をそろえた。
4部足りなかった。
Yさんが、3つの袋に30部ずつ入れましたと言ってたのに。
帰ってからYさんにそのことを伝えると、「じゃ、今度は出かける前に数え直したほうがいいですね」と言う。
まず最初に謝ってからそう言うのならまだ許せるけどね。
しょうがないから、配る場所が私の帰宅途上だしということで、Sさんに私がその分だけ帰りに入れてきましょうかと訊くと「お願いします」と言うので、帰りにちゃんと入れてきた。
Yさんという男は、ホント、ダメだ。
人間性が決定的にダメ。
昨日のもちつきの時も、私に何度も何度もロクでもないこと命じやがってさ。
やっぱり、福祉の世界に転職を繰り返して流れ着いたような人間だからな。
32歳だっていうのに、まあ、将来もロクでもないんだろうな。
いつも、言ってることが嘘だかホントだかわからないようなことばっかだし。
とにかく、彼には決して気を許してはいけないと肝に銘じなきゃ、いつか陥れられちゃいそう。