舞城王太郎作品を初めて読んでみた。

昨日、夜中の1時過ぎまでかかったが『山ん中の獅見朋成雄』を読み終えた。一昨日の寝る前に少し読み始めていたんだけど。
いやあ。なんと言ったらいいかなあ。まあ、キャラクターの魅力はあるんだけど、最後まで読んでも、さほどの感動は得られなかった。
Amazonのレビューに、「これは『千と千尋の神隠し』のパロディだ」というのがあるらしいんだけど、だから何だ、とも思うし…。
<これってずばり『脳のなかの幽霊』だよなあ。っていうか、この本を読んでから文学観が変わった)> という大げさな感想を書いてる人もいたけど、そうかあ?と思う。 まあ、若書きだね。この作品の出版から7年経ってるから、今はもっとうまくなってるといいんだけど、これ以上この人の小説を読みたいとはあまり思わないな。