青山七恵著『ひとり日和』読了。

午前中に猫洗い。6回目か。
今回もシャンプー中に20匹くらいは殺したようだった。
ドライヤー後の毛づくろいをじっと観察していたが、弱ったようなのが2・3匹いたけど、すぐに殺せた。あとは屍骸が落ちてたくらい。今度こそ98%くらいはいなくなったんじゃないだろうか。気候も涼しいせいか。

2時少し前着で父の病院へ顔を出した。でも、今日も眠そうで、私を認識したけどすぐにまた目をつぶってしまった。看護婦さんに「眠くなるような薬を飲んでいるんでしょうか?」と訊いたがそんなことはないとの返事。その時によって父はムラがあり、はっきりと起きている時もあるのだそうだ。
眠っている父の顔を見ていたら、左頬に1ヶ所毛穴が詰まって青黒くなっているのが気になり、そう言えばもう数ヶ月前からすでに詰まっていたかも…と思えたので、両手の親指の爪でぎゅっとはさんで押し出してみた。すると、結構な量のツマリが取れた。ティッシュでつまんで拭き取ったりとか、多少の痛みがあるだろうに全く無反応だった。こんなにも感覚が鈍磨してしまっているのかとあきれた。それとも、その程度の痛みなど感じられないほどの睡魔に襲われていたのだろうか。「じゃ、帰るよ」と声を掛けても起きなかった。

帰宅後、ブックオフで買ってあった『ひとり日和』を読んだ。昨日の夜、2・3ページ読んだが目がしょぼしょぼして開いてられなかったので寝てしまったのだった。
この作品、アマゾンのレビューを読んだら評判悪かったけど、全然わかってない人たちばかりだ。これってとてもリアルなんだよ。71歳のおばあさんに関しては全然描けてないけど、20歳の女の子の1人称小説だから、あの女の子からは想像もつかないってことでそれも自然だ。50過ぎたおばさんの私にはすごくよくわかった。まあ、こういう感覚がわからない人のほうが世の中には多いんだろうけどね。これがわかる人ばっかりだったら世の中立ち行かない。だから、あのレビュー書いた人たちのほうが正しいんだ。
でも、若かったらまあしょうがないけど、あの作品に共感してしまうおばさんって……。自己嫌悪。