さようなら、X4。

さっき、レース好きの車屋さんが、車両を輸送できるトラックを伴ってやってきて、引き取っていった。
こつこつ直すと言っていた。
あの人も商売人だから、3〜4万円と言っていたが、3万円入りの封筒を置いて行った。
サインもハンコも不要だと言っていた。
帳簿には載せないのかも。
「他にお手伝いできることはありませんか?」と言ってたけど、どういう意味だろう。
男手がないなら、何かあれば手伝いますよということか?


都内での4年間が新婚生活で、その後の、こちらに移ってきて何年目だったか。
とにかく、さっき最後に書類を確認した時見たら12年前だった。
それから、私たち夫婦と苦楽を共にした車だった。
精神的に病んでいた夫を乗せて毎日走っていた頃もあった。
私の放射線照射の日々を支えてくれたこともあった。
銚子や箱根へのドライブは本当に楽しかったな。
ありがとう、X4。
さようなら。