吉本隆明 『悪人正機』読了。

10日くらい前だろうか、駅中の本屋で、珍しく新刊書として定価で買った文庫本。
初版は10年以上前なんだけれど、チラッと覗いたら気軽に読めそうだったので買ってみた。
吉本隆明の著作って、いまだかつて一冊も読んだことないんじゃなかろうか? このごろ記憶が怪しいんだけど……。
でも、聞き手が糸井重里だし、確かに読みやすかった。昨日と今日で読み終えた。
さまざまなテーマで、糸井が質問したことに答える形で語られるんだけど、吉本隆明という人は、モノがよく見えてる人だなあと関心するものと、まあ、10年以上前のことだからなあ、とちょっと違ってると感じられるものとがある。
文庫版で付け加えられたという入院後の語りおろしが一番面白かった。あれを読んで中沢新一が読みたくなってしまった。読んでもわからないかもしれないけど『チベットモーツァルト』読んでみたい。ウチの書庫のどこかに眠ってたりして。わからないからなあ、もはや。気が向いたら探してみようか。


朝起きてすぐ、お味噌汁の実を菜園に調達しに行ったとき、食用ほうずきが熟しているのを発見し、3粒収穫した。すぐに食べてみたら、ちょっと変わった味でなかなか美味だった。
今日の農作業としては、お昼ちょっと前にトマトを支柱に紐で結びつける作業だけやった。1cmくらいのトマトが1つだけ生っていた。