藤田紘一郎著『血液型の科学』読了。

血液型性格分類に関して、さもバカにしたように言う人の決まり文句は「人の性格がたった4種類に分けられるはずがない」というものだ。
そんなこと当たり前じゃないか。人の性格が血液型だけで決まるはずがないし。育った環境もとても大きな要因になる。兄弟関係とか、親の性格とか、貧富の差とかさまざまだ。一卵性双生児だって性格は違う。
ただ、同じ血液型の人たちの性格や特性には、共通点がたくさんあるという事実があるのだ。統計的にもだし、私の今まで出会ってきた人々を見ての実感だ。
しかし、頑迷で柔軟な思考のできない人たちは、そんなものは単なる占いのたぐいだとバカにして優越感に浸りたいのだ。
まあ、いずれ科学的にもっときちんと解明される日がくるだろうからいいけどね。

血液型の科学 (祥伝社新書)

血液型の科学 (祥伝社新書)

この本は、副題に「かかる病気、かからない病気」とついているように、性格診断にはほとんど触れていない。
血液型物質というものが血液から最初に発見されたので血液型と呼ぶようになったけれど、内蔵やリンパなど、全身に分布する物質なのだそうだ。特に胃腸で分泌される粘液は80〜100%が血液型物質なのだそうだ。なので、胃腸にはそれぞれの特性が出るので、血液型によってかかりやすく治りにくいなどということがあるのだそうだ。

人間は最初全員がO型だったとか、その血液型によって伝染病などに強い型と弱い型があったために、世界では地域によって血液型の偏りがあるのだそうだ。
なるほどね〜、だった。
面白い。今まで読んだ血液型に関する本の中では一番面白かった。
そのうちに研究が進んだら、性格に関してももっとわかってくるんだろうな。楽しみだ。


午後、雨が降りそうなのに、ダイソーで買ったちゃちな折り畳み傘(軽いから)をトートバッグに放り込んで、宝くじ売り場のあるスーパーまで出掛けた。
帰りにサンキに寄り、100円のスリッパと履歴書と、冬用のふかふかあったかシーツ(300円!)を買ってきた。
買い物中に大雨になり、やはり傘は何度もチョコになり、結構びしょぬれで帰宅。
バカみたい。