養老孟司著『無思想の発見』読了。

無思想の発見 (ちくま新書)

無思想の発見 (ちくま新書)

読み始めたのは2週間くらい前だったろうか。半分までは一息に読んだのだが、疲れたので、別の本を数冊読んでしまった。数日前からまた一日に少しずつ続きを読み、やっと今日読み終えた。
とてもシンプルに書かれた哲学書だ。
シンプルなだけに集中して自分の脳も結構フル回転させて読み込まないとわからない。
最後まで読んで、昔からの、養老さんの考え方の底流にあるものがだいぶわかってきた。その考え方で改めて世間と自分のことなどを振り返ってみると、「そういうことだったのかぁ」と納得できたりして、少し気持ちが落ち着いた。


今のこの読書三昧の日々は、生活費があと数ヶ月で底をついてしまうことさえ考えなければ、かなり“シアワセ”な日々だという気がする。
宝くじさえ当たればなあ……。